糖尿病でなくても低血糖は起こります!
こんにちは!
薬剤師の加賀ちえこです。
日中の寒さがやわらぎ少し過ごしやすくなってきました。
日も少しずつ長くなり春に向かって準備している感じがします。
さてさて季節は春に向かっていきますが、体も春に向かってワクワクする体作りを始められていますか?
何度もお話していますがあなたの体を作っているのは食事です。
ダイエットの成功と美肌を手に入れたいなら、体に必要な栄養素をしっかり摂ってリバウンドしない体を作っていってくださいね!
とは言え、食事を見直すといっても糖質を摂らないと低血糖症状が出て「私には糖質は減らせない」という方がいます。
以前、私が勤めていた薬局で空腹を感じたら何か食べないと手が震えるので、仕事中でも間食はやめられないというスタッフがいました。
そのスタッフは休憩室にパンを置いて、血糖値が下がりそうになるとパンを口にしていました。
低血糖症状が起こるのは体質のせいでしょうか?
ということで今日は
「糖尿病でなくても低血糖症状は起こる!」
というお話をしたいと思います。
さきほどのスタッフの話の続きをすると、とにかく空腹になると低血糖症状が出て、仕事ができなくなると言います。
さて、これは病気や体質によるものでしょうか?
そのスタッフは炭水化物が大好きで、朝からご飯を1合食べ、お弁当も1合のご飯だけを持ってきて、少しのおかずと食べる。
そんな食生活をしていました。
つまりご飯を食べて急激に血糖値があがり、血糖値を下げるためにインスリンが過剰に出て、急激に血糖値が下がる。
この状態で低血糖症状が起こっているのです。
そしてまた糖質を摂って血糖値をあげ、インスリンが血糖値を下げる。
低血糖症状による間食がやめられないのは、朝一番の食事にあったわけです。
私はそのスタッフに少しご飯の量を減らした方がいいよ、とアドバイスしました。
結果、低血糖症は起こらなくなり、なんと体重も1ヶ月で2kg減ったと言ってました。
もし糖尿病の診断がないのに低血糖症状が起こる、という場合は糖質の摂りすぎが原因の可能性があります。
高血糖な状態やインスリンの過剰分泌が繰り返されるのは病気の原因にもなります。
もしあなたにお腹がすくと手が震えたり冷や汗が出る、という症状があれば一度食事を見直してみてくださいね!
ということで今回は
「糖尿病でなくても低血糖は起こります!」について
お話しました。