チートデイは必要か?

こんにちは!

薬剤師の加賀ちえこです。

12月ももう折り返し地点になってしまいました。

毎年毎年、言ってはいますが本当に月日が経つのが早いです。

今年やり残したことはありませんか?

私はまだまだやりたいことがあるので、今年いっぱい失速することなくやりたいことをクリアしていきたいと思ってます!

さてさて、先日のカウンセリングでこのようなお話を聞きました。

他でダイエットの指導を受けていて体重が減らないので相談したら「おにぎりをいっぱい食べて」と言われたとのこと。

いわゆるチートデイをすすめられた訳です。

その結果「太った」そうです。

「チートデイ」

今やダイエット中の心のよりどころみたいな言葉になっていると思うのですが、本当にチートデイは有効なのでしょうか?

今回はチートデイについてお話したいと思います。

まずチートデイの取り組み方ですが好きなものを何でも食べていい、というような解釈になっていると思います。

このチートデイですが定期的にハードな運動をしていない限り、しない方がよいが私の考えです。

まずチートデイとなるとほとんどの方は炭水化物中心になると思います。

でもまったく運動をしていなくて、急に炭水化物を大量に摂ると間違いなく体重が増えます。

さらにチートデイの次の日に食事を戻しても、しばらくは体重が増え続けます。

これは次の飢餓状態に備えてエネルギーを蓄えようとするからです。

結局、運動をせずに元の体重を戻すには、また今までにかかった時間が必要になるんです。

こうなるとチートデイのために体重を減らして、チートデイで元に戻って。。。

なんのためにダイエットをしているのかわかりませんよね。

チートデイの本来の目的は少ないカロリーに慣れてしまって、省エネ体制になってしまった体に、エネルギーはあるからもっと消費していいんだよ、って教えてあげるためです。

運動をしていれば摂った炭水化物の糖質も比較的早くエネルギーに変えることはできますが、運動していなければためこむだけなんですよね。

糖質を摂ったことによって放出されるインスリンが、次の飢餓状態のために準備をするからです。

なので自己流でダイエットをして体重が停滞していても炭水化物に頼ったチートデイはされないことをおすすめします。

もし体重が停滞したら糖質の量は変えず、タンパク質や脂質を少し多めに摂るのがいいですね!

体重停滞中のカロリー不足はタンパク質と脂質で補いましょう!

ということで今回は「チートデイは必要か?」についてお話しました。

加賀 千映子(かが ちえこ) 薬剤師。栄養学により薬に頼らない健康な体を作るための情報発信をしています。iherbコード:KAG802

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