MY SUPPLEMENTS
こんにちは!
薬剤師の加賀千映子です。
栄養学を学ぶと自分に不足しているビタミンやミネラルがわかり、サプリメントで摂る重要性がよくわかります。
しかし日本では、サプリメントと聞くと
健康食品→怪しそう
というようなイメージがあり、積極的に摂っている方は少ないと思います。
わたしが摂っているサプリメントはいわゆるベースサプリメントで、体に必須のビタミンやミネラルになります。
現代の食品は、お米や麦、砂糖、塩などすべて精製され、これらの食品からはほとんどビタミンやミネラルが摂ることができません。
また野菜も昔と比べ土壌が痩せてきているので、昔ほどビタミンやミネラルは多く含まれていません。
食品から必要なビタミンやミネラルを摂ることが難しくなっている現代では、ベースサプリメントで補うことが必要です。
と言われても、どのようなサプリメントを摂ればいいかわかりませんよね!
そこではわたしが摂っているサプリメントを具体的に紹介していきたいと思います。
オーソモレキュラー医学はメガビタミン療法で、日本の推奨摂取量よりかなり多めに摂っています。
ただし、ビタミンやミネラルの必要量は人によってまったく違います。
それは吸収や代謝の反応が同じではないからです。
不足している栄養は何か?自分の体と相談しながら、自分に必要な量を摂るようにしてくださいね。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミンは過剰に摂っても排泄される為、基本的に過剰摂取の心配はありません。
逆に言えば1度に大量に摂っても排泄されてしまうので、複数回に分けて摂るようにします。
ビタミンやミネラル不足により不調が起こっている場合は、メガビタミンで体の不調を改善していくのがよいでしょう。
ビタミンC
ビタミンCは
○免疫力を強化
○コラーゲンの生成
○抗酸化作用
○メラニンの抑制
○鉄の吸収を助ける
○ストレスを減らすホルモンの生成を助ける
など、まだまだ書き切れないくらい体の中でたくさんの機能に関わっています。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンC(カプセル)、 ビタミンC(錠剤)
1錠で1000mgのビタミンCが摂れます。
わたしは通常、1回2錠を1日3回摂っています。
錠剤は徐放剤なので、カプセルと錠剤を組み合わせています。
ただし朝起きて喉が痛く風邪をひきそうだなと思ったり、怪我をした時などは1時間ごとに1錠ずつ下痢をするまで摂っていきます。
ウイルス感染した場合は、1回1錠〜2錠を30分〜1時間おきに摂取。お腹が緩くなれば、その日は終了し、翌朝、また同じ飲み方を繰り返します。
1〜2日で体調を回復される方が多いです。
これはウイルスと闘ったり、皮膚の再生に大量のビタミンCが使われるからです。
ビタミンB群
ビタミンBにはB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸があります。
ビタミンB群は、体の中の代謝反応に必要な酵素の補酵素として重要な働きをしています。
またビタミンB群は体の中で活性型(働ける形)になるために、自分以外のビタミンBが必要になります。
そのためビタミンB群は複合体で摂るのが望ましいビタミンです。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンB群
1回1錠を1日2回摂っています。
体調により1日3回にすることもあります。
エネルギー生成にも重要な役割を果たしているビタミンなので、積極的に摂るとよいですね。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB3と呼ばれていたビタミンB群の一つです。
ナイアシンは、必須アミノ酸であるトリプトファンから体内で作ることができるので、厳密にいうとビタミンではありませんが、その生成量は非常に少なく、合成能力も失いつつある、と言われていることから不足しがちなビタミンです。
ナイアシンは
○エネルギーの生成
○糖質や脂質の代謝
○アルコールの代謝
○抗炎症作用
などに関わっているビタミンです。
わたしが摂っているのはこれ→ナイアシン
1回2カプセルを1日3回摂っています。
ナイアシンは初めて摂るとナイアシンフラッシュという副反応が起こることがあります。
症状としては痒み、ほてり、ヒリヒリ感などです。
体が慣れるとこの症状は出なくなりますが、初めて摂る場合はナイアシンアミドから始め、増量しながらナイアシンアミドでフラッシュが出なくなれば、ナイアシンに切り替えていくのが効果的です。
ナイアシンを初めて摂るときはナイアシンアミドから始めてくださいね!
ナイアシンを始めて摂るときは、ナイアシンアミド500mg、1回1カプセルを1日3回から始め、一週間後に1回2カプセル、1週間~2週間様子をみて不調がなければ1カプセルずつナイアシンに変更していくのがフラッシュは出にくいです。
始めてナイアシンを摂った時に痒み、ほてり、ヒリヒリ感などなければナイアシンから始めても大丈夫です。
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンはビタミンA、D、E、Kのみです。
脂溶性ビタミンは蓄積性があるため、過剰摂取では有害となることがあるので注意してください。
また脂質を摂らないと脂溶性ビタミンを吸収できないので、良質な脂質を一緒に摂ることも重要です。
ビタミンA
ビタミンAは
○粘膜
○視力
○皮膚
○呼吸器
○消化器
などに関わっているビタミンです。
血中ビタミンA濃度が低い人はガンになりやすい、というデータがあり抗ガン作用もあると言われています。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンA
1回1カプセルを1日1回摂っています。
ただし妊娠されている方は1日10,000IUまでとされているので注意してください。
ビタミンE
ビタミンEは
○抗酸化作用
○抗炎症作用
○血液凝固の抑制
などの働きがあるビタミンです。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンE
1回1カプセルを1日1回摂っています。
ビタミンCは、一度使われたビタミンEを再び使える形に変えてくれるので一緒に摂るの理想的です。
ビタミンD
ビタミンDは
○骨の形成
○免疫機能の調節(ウイルス、アレルギーなど)
○神経伝達物質の調節
に関わっているビタミンです。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンD3MK7
1回1~2カプセルを1日1回摂っています。
免疫力を上げたいときに2カプセルにしています。
メガ量のビタミンを摂ると、ビタミンKが大量に消費されるので、ビタミンDとビタミンKは一緒に摂るようにします。
ビタミンK
ビタミンKは
○血液凝固
○骨の形成
○動脈の石灰化抑制
に関わっているビタミンです。
わたしが摂っているのはこれ→ビタミンD3MK7
1回1~2カプセルを1日1回摂っています。
ビタミンDとの複合タイプで同時に摂っています。
※ワーファリンを服用している方はビタミンKの摂取を控えてください。
ミネラル
ミネラルと聞くとナトリウムやカリウムは思いつきやすいと思います。
体に必須のミネラルは16種類あります。
その中でも不足しやすいミネラル、エネルギー産生に必要なミネラル、免疫力を高めるために必要なミネラルを摂っています。
ただしミネラルには排泄されやすいミネラルと、蓄積されやすいミネラルがあり、蓄積されやすいミネラルを過剰に摂ると中毒を起こすことがあるので摂取量は守るようにしてください。
鉄(Fe)
鉄は
○ヘモグロビンの一部となり酸素を全身に運ぶ
○神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン)を作るための触媒
○活性酸素を取り除く
○エネルギーを作るための触媒
として働いています。
わたしが摂っているのはこれ→鉄(Fe)
1日1回1~2カプセルを摂っています。
鉄の触媒作用によりビタミンEが酸化してしまうので、ビタミンEとは8時間以上あけて摂ります。
ビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなります。
マグネシウム(Mg)
マグネシウムは
○タンパク質の合成
○筋肉の収縮
○神経情報の伝達
○骨の形成
○エネルギーの生成
○血圧の調節
○ホルモン分泌
などに関与しています。
わたしが摂っているのはこれ→マグネシウム
1日2回、1回1錠を摂っています。
緩下剤で使われる酸化マグネシウムは吸収が悪いので、ミネラル摂取目的では摂らないようにしてください。
亜鉛(Zn)
亜鉛は
○タンパク質やDNAの合成
○味覚、嗅覚
○皮膚の保護、創傷の回復
○抗酸化作用
などマグネシウムと同じく体の中でたくさんの酵素反応に関与しています。
私が摂っているのはこれ→亜鉛(Zn)
1日1回、1回1錠を摂っています。
セレン(Se)
セレンは
○抗酸化作用
○抗がん作用
○抗毒性作用
などの働きがあります。
わたしが摂っているのはこれ→セレン(Se)
1日1回、1回1錠を摂っています。